1 はじめに
いつの時代も高校生活で培うべきものは、自らを律しながら社会のルールを身に付け、他人を思いやり、他人と協力しながら人生を切り拓いていく力だと考えます。一方、社会が急激に変化していく中で、SNSなどのネットワークを介した社会構造は他人と直接触れ合う機会を減少させ、コミュニケーション能力の低下や良好な人間関係を築きにくくさせています。
このような状況の中で、生徒たちには高校生活を通して基本的生活習慣や社会に適応できる能力を身に付けさせたいという観点から、学校では様々な校則やルールを設けています。学校という集団生活の場で、他者と関わりながら正しい判断や行動ができるよう期待するものです。御家庭の御理解と御協力をお願いします。
2 本校の規定について
(1) 登下校と交通安全
ア 駅からの歩行者は吉田大橋(以下赤橋)を通る。自転車通学者は赤橋を通らない。
イ 特別な理由がない限り、タクシーや自家用車の利用はしない。
ウ 「四ない運動」(取らない・乗らない・買わない・乗せてもらわない)の遵守。
エ 自転車通学者は自転車通学証(ステッカー)を貼り、次の事項を遵守する。
a 雨天時は雨ガッパを着用し、傘差し運転は絶対にしない。
b 並進や二人乗りをしない。左側通行を心掛ける。
c スマートフォンやヘッドフォン(イヤフォン)を使用しながらの運転はしない。
d 必ず施錠(ダブルロック推奨)をする。駅では公共駐輪場に置く。
(2) 身だしなみ指導
ア 頭髪
・頭髪は清潔な髪形とする。 | |
毛染め、脱色、パーマ、エクステンション、技巧的髪型 | ・行わない。事情がある場合は相談する。 ・自分で直すか美容院で直す。状況によっては黒く染める。 ・左右非対称の長さ、技巧的な髪型は認めない。 |
整髪料によるくせづけ | ・その場で直し、翌日に確認を受ける。 |
装飾品 | ・整髪、束髪を目的とするヘアピン、ヘアゴムは地味なものを使用する。色は黒・紺・茶とする。 ・上記規定のヘアピン、ヘアゴム以外は一時的に学校に預ける。 |
イ 服装等
ピアス | ・着用してこない。 |
指輪、ネックレス | ・一時的に学校に預ける。 |
スカートの丈 変形スラックス | ・折り曲げたものはその場で直す。カットしたもの、直すことができないものは卒業まで預け、新たに購入する。 ・スカート着用時にベルトを使用した場合、ベルトを一時的に学校に預ける。 |
違反セーター、カーディガン | ・一時的に学校に預ける。 |
スカート下の体操ジャージ | ・一時的に学校に預ける。 |
化粧、マニキュア | ・その場で取る。 |
カラーコンタクト、ディファイン | ・その場で取り、翌日に確認を受ける。 |
ウ 持ち物
スマートフォン等 | ・学校敷地内使用禁止、電源を切り鞄の中へ。使用した場合は一時的に学校に預ける。預かったものは指導後に返却する。 ・考査時に教室内に持ち込んだ場合、特別指導の対象となる。 |
勉強に不要なもの | ・一時的に学校に預ける。 |
(3) 生徒指導カードによる段階的指導
ア 指導項目
・スマートフォン等 ・二人乗り、傘差し運転、その他違反運転 ・装飾品 ・ゲーム機 ・第1ボタン ・頭髪違反 ・違反ベルト ・スカート下の体操ジャージ ・リボン、ネクタイ ・違反靴下 ・スマートフォン、イヤフォン運転 ・スカート丈 ・違反セーター、カーディガン ・化粧、ピアス、カラーコンタクト等 |
イ 段階的指導
年間の生徒指導カードの累積数に応じて段階的に指導を行う。場合によっては保護者に来校を依頼することや、特別指導を実施することもある。
(4) 遅刻指導
ア 8:50のチャイムの鳴り始めで遅刻と判断する。
イ やむを得ず欠席や遅刻をする場合は保護者が学校に連絡する。
ウ 遅刻した場合、職員室で入室許可証を発行してもらい、それを持参して教室に入る。
エ 年間の累積遅刻数に応じて、段階的に指導を行う。早朝登校、居残り指導の実施、場合によっては保護者に来校を依頼することもある。
(5) 校外生活
ア アルバイトは登録制とする。担任・生徒指導部を通じてアルバイト登録を行う。
※1年生1学期のアルバイト登録は原則として行えない。(生活リズムの確立)
イ 深夜の外出・無断外泊をしない。(22:00~4:00の外出(深夜徘徊)は補導の対象)
ウ 暴走族等の反社会的な集団と交流することや違法薬物には、一切かかわらない。
(6) 制服
気候に合わせて正しく着用する。
【冬服】
学校指定 | ブレザー、ネクタイ、リボン、シャツ、ブラウス、セーター、 スカート、ズボン |
防寒着 | コート 1) 黒・紺・茶・グレー・白の無地のものとし、ワンポイント可 2) 部活動のチーム全体で購入したもので、部顧問の許可を得たもの 3) 革製品、毛皮、光沢のあるもの、ファー付きは禁止 手袋・マフラー・タイツ(スカート着用時のみ) |
【夏服】
学校指定 | カッターシャツ(半袖開襟)、ブラウス(半袖開襟、長袖開襟)、 スカート、ズボン |
【通年】
学校指定 | スリッパ,体育館シューズ |
学校指定以外 | 靴下、ベルト(ただし,スカート着用時は不可)、革靴(ローファー含む)、運動靴 |
※制服を加工した者は新しい制服を再購入する。
※式典においては、靴下は無地のものを着用する。
【各種指定色】
スリッパ … 赤・青・緑の学年色の指定あり。
ベルト … 黒・紺・茶の華美でないもの。
靴下 … 白・黒・紺の無地で、くるぶしより長いもの。ワンポイント可。
革靴 … 黒・茶
運動靴 … 過度な装飾がないもの
3 特別指導
生徒が問題行動を起こした場合、問題の程度によって特別指導を行うことがあります。特別指導とは該当生徒が自らの行動に対する反省を促し、自分自身を見つめる時間です。さらに自分自身の将来に希望や目標をもち、今後の学校生活が充実したものになるよう指導や支援を行っていく教育活動のことです。指導内容には以下のものがあります。
ア 校長訓戒
イ 学校謹慎又は家庭謹慎
4 本規則の改定
生徒会、教職員、PTA役員・理事の意見を集約し、必要諸会議を経て校長が決定する。